#11 プライベートの人付合いは楽しいけど、仕事上のお付合いは自分らしく楽しめない?3つのツールで克服しよう!

ヒプノのウソ?ホント
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#11 プライベートの人付合いは楽しいけど、仕事上のお付合いは自分らしく楽しめない?3つのツールで克服しよう!
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いよいよ2023年も残り2週間。そろそろ忘年会シーズンですね。

 

忘年会といっても色々…プライベートの知人・友人との会食もあれば、仕事上でのお付き合い的な会食まで。

 

知人や友人との会食では自分らしく、楽しく時間を過ごせるのに、職場や仕事上のお付き合いになると、なんだか居心地が悪く、何を話せば良いのかもわからないし楽しめないなんて感じたことはありませんか?

 

今回は、職場や仕事上のお付き合いでも普段の自分らしさで時間を過ごせるようになる方法についてお伝えしています。

このエピソードのポイント

  1. 「プライベートでの自分らしさ」を「リソース」として活用する
    1. 潜在意識は「未知」を嫌う
    2. プライベートで感じるプラスな感情の紐付けを、仕事上の人付き合いのイメージにくっつけよう!
      1. 行動変化のレイヤー
      2. アファメーション
      3. イメージ療法:リソース状態の活用
    3. 筋トレ効果
    4. 小さなステップ、小さな成功体験の積み重ねが大切
  2. 職場で大きな人間関係のストレスを抱えていたり、業務に支障が出ているなら…

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ヒプノの嘘・ホント、エピソード11へようこそ。

 

いよいよ2023年も残り2週間となりました。もうそろそろ忘年会が始まるころでしょうか。


忘年会も色々ですよね。プライベートの知人・友人との会食もあれば、仕事上でのお付き合い的な会食まで。

 

知人や友人との会食では自分らしく、そして楽しく時間を過ごせるのに、職場や仕事上のお付き合いになると、なんだか居心地が悪く、何を話せば良いのかもわからないし楽しめないなんて感じたことはありませんか?

 

今日は、職場や仕事上のお付き合いでも普段の自分らしさで時間を過ごせるようになる方法についてお伝えしましょう。今回の場合は、プライベートでの人付き合いは楽しめる、自分らしくふるまうことができるということで、これを「リソース」状態として活用します。

 

どういうことかというと、潜在意識は「未知」、つまり今まで経験のないことを嫌う傾向があります。新しいこと、初めてのことにチャレンジするときに緊張するのは、「今までやったことがないこと」は結果がどう転がるかわからない、つまり未知なので、潜在意識は本能的に「リスク」として捉えます。潜在意識は常に自分自身を守ろうとしているということの表れでもあります。ただ、そこにロジック、論理がないので、顕在意識で「リスク・・・ないでしょ」っていうことでも潜在意識はリスクと感じるんですよね。

 

リスクというのは何も大ごとではなく、嫌な思いをする、自分にとってマイナスな経験ということです。子供の頃からワンコやニャンコと育った人であれば、犬や猫のイメージに対して「可愛い」とか「楽しい」とかプラスな感情が紐づいていると思いますが、小さい頃に噛まれたり、引っ掻かれたりしたら、「怖い」「痛い」「危険」などのマイナスなイメージが紐づいているかもしれません。

 

じゃあ、子供が初めて馬に触れ合う機会があったとしましょう。犬や猫に比べたら格段に大きい動物、子供の目線からすれば、そして特に8歳、9歳ぐらいまでは潜在意識むき出しの状態ですから、この経験がプラスに転がるのか、マイナスに転がるのかわからないわけですよね。わからないということは、マイナスに転がる可能性がある、つまり痛い思いをするかもしれない、怖い思いをするかもしれない・・・と潜在意識は警告をするわけです。

 

初めてサンタクロースを見た子供が怯えたりするのも同じメカニズムですね。潜在意識は未経験のことを嫌うんです。でも、一旦、プレゼントもらって、抱っこしてもらって、周りの人がみんなニコニコしていると、「プレゼントもらって嬉しい」「楽しい」とプラスの紐付けができたりします。

 

さて、話を戻して・・・プライベートでの人付き合いは楽しめる、自分らしくふるまえるということは、「人付き合いは楽しい」「よく知っている人たちとであれば自分らしくふるまえる」という経験が「既知」、つまり潜在意識がすでに知っている内容で、かつそのイメージに対して楽しい、リラックスできるなどのプラスな感情が紐づいているということです。なのでこの紐付けを「リソース」として活用するわけです。

 

ただ、すでに仕事上のお付き合いでは「居心地が悪い」「自分らしくふるまえない」と感じているということは、職場や仕事上での人付き合いというイメージに対して、「つまらない」とか「居心地が悪い」とか「窮屈に感じる」とか、何らかのマイナスの感情がすでに紐づいているということなので、その紐付けを置き換えるのに少し時間はかかります。

 

具体的にどうするかというと、ここでも前回お伝えした、行動変化のレイヤー、イメージ療法、そしてアファメーションを活用します。これらの3つのツールは、「意志の力」ではどうにもならない気持ちの問題、そこからくる言動パターンを、ご自身で変えるのにとても有効ですので、ぜひ、いろんな場面で応用していただければと思います。

 

まずは行動変化のレイヤー。ご自身のアイデンティティ、自己イメージを変えていくというところから始めましょう。前回のエピソードをお聞きになっていない場合は、ぜひ聞いてみてくださいね。この場合はたとえば、「私は誰とでも、誰といても自分らしくふるまえるタイプ、会話を楽しめるタイプ」とか、ご自身にとって一番しっくりくる、または望んでいる自己イメージを選んで、常にその自己イメージを意識するようにしましょう。ことあるごとにマントラのように自分の中で、口に出す必要はないので唱えると良いですね。朝一番、起きて鏡を見た時にその自己イメージをつぶやいてみるのも良いと思います。反復すればするほど、その自己イメージが潜在意識に落ちていきます。前回もお伝えしましたが、違和感があっても気にしない。嘘っぽく聞こえても気にしない。反復することで慣れていき、当たり前になっていって、それが事実になっていきます。

 

そして、例えば同僚とランチに行くとか、カジュアルで特に普段から緊張することもないような状況でも、「ほらね、自分らしくふるまえているでしょ」と自己イメージを補強すると良いですね。このような「小さな成功」が積み上がっていくと、より新しい自己イメージが補強されて、大きな成功につながっていきます。この、「小さな成功体験」の積み重ね、とっても大切です。これなしに大きな成功はないと言っても過言ではないくらい。

 

ちょっと緊張する・・・とかちょっと居心地悪いなぁ・・・と感じることがあったら、やはり新しい自己イメージのマントラを唱えてみましょう。「誰といても自分らしくふるまえるタイプだから・・・」と考えると背筋がスッと伸びたり、何らかの違いを感じることができると思います。どれだけ早く効果が出るかは、どれだけ新しい自己イメージを積極的に反復して潜在意識に落としているか次第です。

 

そのスピードを早めるために、イメージ療法とアファメーションも活用しましょう。こちらについても前回のエピソードでお伝えしていますので、是非聞いてみてくださいね。

 

毎晩寝る前に、できればまずアファメーションを書くと相乗効果が高まりますね。手書きが苦でない方は手書きだと尚更潜在意識に落ちやすいです。そして「誰といても自分らしくふるまえて、会話を楽しめている自分」をイメージしてみましょう。ここでリソース状態を活用します。友達や家族での楽しい会食、一番自分らしくいられて、会話を楽しんでいる時の自分の気持ちなどを思い起こしてみてください。それだけでなく、そういう時の自分を思い浮かべたら、どんな表情で、どんな姿勢で、どんなふるまいををしているか、ご自身の様子をつぶさに観察してみて、それを感じてみてください。その状態を、その気持ち・感覚を、「誰といても」感じることができる。それが新しい自己イメージですよね。誰といるときでも、上司であれ同僚であれ、クライアントやお客さんであれ、自分はこういう自然体でいられる。

 

もちろん、プライベートと仕事環境での自分が全く同じという人は少ないですよね。ですので、必要に応じて調整しましょう。例えば友達といてはしゃいでいるようなイメージは省いて、会話が弾んでいる時の楽しさ、好奇心、リラックスした感覚、高揚感、食事を楽しんでいる感覚など、プラスな感情や感覚がたくさんあるはず。それらの中から、仕事上でのお付き合いや会食でも「この感覚を感じられたらいいな」というものをイメージすれば良いわけです。

 

大切なのはイメージ、ここでは「職場や仕事上でのおつきあいにおいて、誰といても自分らしくふるまえる」というイメージに、感情や感覚、「リラックスしている」「笑顔」「好奇心」などプラスの感情、特にプライベートのお付き合いでよく感じる感情を紐づけるということです。

 

このイメージングを毎晩、眠る前、つまり催眠状態に入る直前に行うことで、新しいイメージとそこに紐づいた感情や感覚がより、潜在意識に落ちやすくなります。

行動変化のレイヤーやイメージ療法は、筋トレみたいなもので、最初は時間がかかったり、思うようにいかなかったりしますが、やればやるほど簡単にできるようになり、やればやるほど効果が高まります。

 

最初から完璧にイメージできる必要もありません。数秒イメージするだけでも良いです。「ふり」をしてみるのも良いですよ。イメージの中で、「仕事上のお付き合いでもすごく自然体で、自分らしくいられるふり」みたいな。というのは、ふりも想像力だからです。何度も繰り返すうちに「ふり」ではなくて、そういうイメージになっていきます。ま、慣れですよね。演技のようなものですかね。俳優さんとかも、生まれつきいろんな役に感情移入してその役になれる天才肌の人もいるのかもしれませんが、最初は、特に子供の頃は「ふり」から入ると思うんですよね。

 

とにかく、このぐらいならできる・・・というベビーステップでいいんです。継続することで数秒が数十秒になり、数分になって、よりイメージがクリアになって、鮮やかになって、より感情や感覚を感じられるようになって・・・と違いを実感できるはず。

 

さて、職場で非常にストレスを感じるような同僚や上司がいる場合、特に日々の業務で支障がでると感じるほどのストレスを感じていらっしゃる場合は、相当程度時間がかかったり、なかなか実践するのが難しいと感じられるかもしれません。

 

そのような場合は、ヒプノセラピーを利用すると潜在意識に新しい自己イメージを落とすというところをすんなりと行うことができます。何十回と反復することで潜在意識に落とすというところを時短できるわけです。

 

あとは、その新しい自己イメージを日々、補強しつつ、新しい自己イメージに基づいた言動を実践していけば良いわけです。ヒプノセラピーでは、その時その時の状況や進捗に合わせて、ツールを変えたり、アプローチの角度を変えたりとカスタマイズしていきますので、結果が出るのも早いです。また、ヒプノセラピーの場合は同時にストレスを軽減するだけでなく、ストレスを感じるトリガーをなくしたり、その人に対する見方や感じ方を変えることができます。一石二鳥、三鳥にもなるということですね。

 

周りの人を変えることはできませんが、自分自身の感じ方を変えることは十分に可能だということをぜひ、覚えておいていただければと思います。

 

これからの忘年会、新年会シーズン、プライベートな集まりだけでなく、仕事のお付き合いでもぜひ、自分らしいひとときを楽しまれてください。

 

では、素敵な年末年始をお迎えください!2024年のポッドキャストは1月5日スタートです。また、来年お会いしましょう!

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